酸葉(読み)スイバ

デジタル大辞泉 「酸葉」の意味・読み・例文・類語

すい‐ば【酸葉】

タデ科多年草野原に生え、高さ50~80センチ。葉は長楕円形で基部は矢じり形。雌雄異株初夏淡緑色または緑紫色の小花多数つける。葉や茎に酸味がある。すかんぽ。すし。 春》「―んで故山ことごとくはろかなり/友二」

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精選版 日本国語大辞典 「酸葉」の意味・読み・例文・類語

すい‐ば【酸葉】

  1. 〘 名詞 〙 タデ科の多年草。各地の路傍原野に生える。高さ三〇~八〇センチメートル。茎には縦溝があり紅紫色を帯びる。葉は長楕円状披針形で基部はやや切れ込む。根葉は長柄をもち茎葉の基部は茎を抱く。雌雄異株。春、淡紅色の小花を円錐花序に密集してつける。花は健胃解熱薬として煎服(せんぷく)し、根の液汁は皮膚病に用いる。漢名、酸模、蓚。すかんぽ。だやす。すし。すいか。すいどうぐさ。すいとぐさ。《 季語・春 》 〔和爾雅(1688)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「酸葉」の解説

酸葉 (スイバ)

学名Rumex acetosa
植物。タデ科の多年草,薬用植物

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