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制酸剤 せいさんざい antacid

翻訳|antacid

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

制酸剤
せいさんざい
antacid

体内の酸,ことに胃酸過剰を一時的に抑制するための中和剤。ナトリウムカリウムリチウムアンモニウムカルシウムマグネシウムなどの炭酸塩で,たとえば重曹 (重炭酸ソーダ) ,炭酸カルシウムなど。

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デジタル大辞泉の解説

せいさん‐ざい【制酸剤】

胃液中の塩酸を中和する薬。胃酸過多症胃潰瘍(いかいよう)などに用いる。制酸薬。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

制酸剤
せいさんざい

胃腸薬の一種で、胃酸を中和し、または吸着してその作用を減じ、あるいはゲル状を呈して胃の粘膜に付着し、潰瘍(かいよう)面を覆って保護し、酸刺激を緩和する医薬品をいう。胃酸過多症、胃・十二指腸潰瘍、胃炎の治療に用いる。またジアスターゼなどの消化酵素の効果を高めるために併用される。中和剤としておもにアルカリ剤が利用されるが、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウムの無機化合物が多い。そのほか陰イオン交換樹脂も用いられたことがある。古くから用いられているものに、炭酸水素ナトリウムがある。しかし、これは胃酸の中和をするが、逆に胃液の分泌を促し、ふたたび酸が出てくる二次的酸分泌がみられる。また水溶性で消化管から吸収されるので、過量に用いるとナトリウムの吸収により体液のアルカローシスをおこすなどの副作用があるため、水に難溶の非吸収性(局所性)の制酸剤が主流を占めるに至っている。非吸収性のものには、乾燥水酸化アルミニウムゲル、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイト、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸水素ナトリウムなどの共沈化合物、それに吸着作用をもったケイ酸マグネシウムやケイ酸アルミニウム、あるいは炭酸カルシウムなどがある。アルミニウム、カルシウムは便秘を引き起こし、マグネシウムは下痢を生じさせるが、腸管への作用を少なくするために、これらの化合物あるいは混合物が用いられる。[幸保文治]

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世界大百科事典内の制酸剤の言及

【制酸薬】より

…制酸剤ともいう。胃液中の塩酸を化学的に中和する薬物で,過酸症や消化性潰瘍の治療に用いられる内服アルカリ剤。…

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