野村靖(読み)ノムラ ヤスシ

20世紀日本人名事典 「野村靖」の解説

野村 靖
ノムラ ヤスシ

江戸時代末期・明治期の子爵 逓信相;内相;枢密顧問官



生年
天保13年8月6日(1842年)

没年
明治42(1909)年1月24日

出生地
長門国萩土原(山口県)

別名
字=子共,通称=入江 嘉伝次(イリエ カデンジ),入江 和作,野村 靖之助,変名=桜井 藤太(東太),号=靖録,欲庵,香夢庵主,芳風

主な受賞名〔年〕
正二位旭日桐花大綬章

経歴
安政4年吉田松陰の門に入り、尊攘運動奔走する。文久2年横浜の英館焼き打ちに参加。禁門の変後、御楯隊を率いて幕長戦争に従軍。明治4年新政府に仕え、宮内権大丞、外務大書記となり、岩倉具視特命全権に従い欧米視察した。6年帰国して外務権大丞、次いで神奈川県令、14年駅逓総監、19年逓信次官、21年枢密顧問官、24年フランス公使などを歴任する。27年第2次伊藤博文内閣の内相、29年第2次松方正義内閣の逓相就任。40年富美宮、泰宮両内親王御養育掛長となる。20年子爵。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「野村靖」の解説

野村 靖
ノムラ ヤスシ


肩書
逓信相,内相,枢密顧問官

別名
字=子共 通称=入江嘉伝次 入江和作 野村靖之助 変名=桜井 藤太(東太) 号=靖録 欲庵 香夢庵主 芳風

生年月日
天保13年8月6日(1842年)

出生地
長門国萩土原(山口県)

経歴
安政4年吉田松陰の門に入り、尊攘運動に奔走。文久2年横浜の英館焼き打ちに参加。禁門の変後、御楯隊を率いて幕長戦争に従軍。明治4年新政府に仕え、宮内権大丞、外務大書記となり、岩倉具視特命全権に従い欧米視察。6年帰国して外務権大丞、次いで神奈川県令、14年駅逓総監、19年逓信次官、21年枢密顧問官、24年フランス公使などを歴任。27年第2次伊藤博文内閣の内相、29年第2次松方正義内閣の逓相に就任。40年富美宮、泰宮両内親王御養育掛長となる。20年子爵。

受賞
正二位旭日桐花大綬章

没年月日
明治42年1月24日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「野村靖」の解説

野村靖 のむら-やすし

1842-1909 明治時代政治家
天保(てんぽう)13年8月6日生まれ。入江九一の弟。もと長門(ながと)(山口県)萩(はぎ)藩士。岩倉具視(ともみ)に随行して欧米を歴訪。帰国後,神奈川県令,フランス公使などをつとめる。明治27年第2次伊藤内閣の内相,29年第2次松方内閣の逓信相。明治42年1月24日死去。68歳。字(あざな)は子共。通称は和作,靖之助。号は欲庵,香夢庵主。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「野村靖」の解説

野村 靖 (のむら やすし)

生年月日:1842年8月6日
江戸時代;明治時代の政治家。子爵;内務大臣;逓信大臣
1909年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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