日本歴史地名大系 「金丸名・犬丸名」の解説
金丸名・犬丸名
かねまるみよう・いぬまるみよう
香取社大禰宜の大中臣家領の名。永仁元年(一二九三)九月二〇日の大禰宜実政譲状(香取文書、以下同文書)に「かんとりのこをりかねまろ・いぬまろりやうミやう」とみえる。
応保二年(一一六二)六月三日の大禰宜実房譲状に「金丸・犬丸二名」「村々名畠坪付 金丸犬丸」とみえ、大中臣実房は大禰宜職とともに嫡子前神主惟房に両名の田畠などを譲っている。田方は一条から八条までの条里を踏まえた坪付記載で、
葛原牧内の
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報