金剛頂院(読み)こんごうちよういん

日本歴史地名大系 「金剛頂院」の解説

金剛頂院
こんごうちよういん

[現在地名]高野町高野山

金剛三昧こんごうさんまい院内に仮の庫裏が残り、準別格本山。名跡は同院がもつ。開基は不詳であるが、文安五年(一四四八)一二月二〇日の千手院陀羅尼講衆評定事書(続宝簡集)に金剛頂院恵義の署名がみえ、恵義は千手院陀羅尼講衆であった。本尊愛染明王は各所を転々とし、慶長―元和(一五九六―一六二四)頃までは松生しようじよう(現和歌山市)安置、元和三年広島の大心院に移り、のち同所薬師院に移され、宝永元年(一七〇四)九月当院本堂に安置された(諸院家析負輯)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「金剛頂院」の解説

金剛頂院

福岡県糟屋郡篠栗町の若杉山中腹に位置する寺院。9世紀初頭の創建とされる。真言宗山号は太祖山。本尊は大日如来

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