金子馬治(読み)カネコ ウマジ

20世紀日本人名事典 「金子馬治」の解説

金子 馬治
カネコ ウマジ

明治〜昭和期の哲学者,文芸評論家 早稲田大学教授・演劇博物館初代館長。



生年
明治3年1月10日(1870年)

没年
昭和12(1937)年6月1日

出生地
長野県小県郡殿城村字赤坂

別名
号=金子 筑水(カネコ チクスイ)

学歴〔年〕
東京専門学校(現・早大)文学科〔明治26年〕卒

学位〔年〕
文学博士

経歴
明治26年「詩才論」を発表し、東京専門学校講師となり「早稲田文学」に多くの論文評論を発表。33年から36年にかけてドイツ留学をして37年に帰国し、40年教授に就任。帰国後も多くの論文、評論を発表し、文芸評論家、哲学者として幅広く活躍した。著書も多く、主なものに「時代思想之研究」「創造的進化」「欧州思想大観」「芸術本質」「論理学」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「金子馬治」の解説

金子馬治 かねこ-うまじ

1870-1937 明治-昭和時代前期の哲学者,評論家。
明治3年1月10日生まれ。26年母校東京専門学校(現早大)の講師となる。ドイツに留学後,40年早大教授となり哲学,心理学,美学講義。かたわら欧米思想の紹介や評論活動をおこなった。昭和12年6月1日死去。68歳。信濃(しなの)(長野県)出身。号は筑水(ちくすい)。著作に「時代思想之研究」「芸術の本質」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「金子馬治」の解説

金子 馬治 (かねこ うまじ)

生年月日:1870年1月10日
明治時代-昭和時代の文芸評論家;哲学者
1937年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android