金字(読み)コンジ

デジタル大辞泉 「金字」の意味・読み・例文・類語

こん‐じ【金字】

金泥こんでいで書いた文字写経などに用いた。きんじ。

きん‐じ【金字】

金色の文字。特に、金泥で書いた文字。金文字

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精選版 日本国語大辞典 「金字」の意味・読み・例文・類語

きん‐じ【金字】

  1. 〘 名詞 〙 金色の文字。金泥(きんでい)で書いた文字。こんじ。
    1. [初出の実例]「Qinji(キンジ)。すなわち、コガネノ ジ〈訳〉金の文字」(出典日葡辞書(1603‐04))
    2. [その他の文献]〔南史‐何敬容伝〕

こん‐じ【金字】

  1. 〘 名詞 〙 金泥で書いた文字。写経などに用いる。きんじ。
    1. [初出の実例]「奉写紺紙金字妙法蓮華経一部八巻」(出典:兵範記‐久安五年(1149)一〇月二五日)

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普及版 字通 「金字」の読み・字形・画数・意味

【金字】きんじ

黄金の字。〔唐書、狄仁傑伝〕俄(には)かに幽州督に轉ず。紫袍龜帶を賜ふ。后自ら金字十二を袍に製(つく)り、以て其の忠を旌(あら)はす。

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