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金宗直 きんそうちょくKim Chongjik

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

金宗直
きんそうちょく
Kim Chongjik

[生]世宗13(1431)
[没]成宗23(1492)
朝鮮,朝鮮王朝 (李朝) 初期の儒学者。慶尚北道善山郡出身。字は孝盥,季おん。号はてん畢斎。諡は文忠公,文簡。世祖5 (1460) 年文科に及第し,成宗時代に刑曹判書となる。学問と文章に秀で,高麗末の吉再 (1353~1419) の流れをくみ,嶺南学派の宗祖となり,その門下からは,金宏弼,鄭汝昌ら多くの名儒が輩出した。これらの門下生が成宗に起用されると勲旧派と対立し,そのため戊午の士禍が起り,金宗直は死後の追罰を受けることになった。著書『てん畢斎集』『青丘風雅』,編書『東文粋』『彜尊録』。

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世界大百科事典 第2版の解説

きんそうちょく【金宗直 Kim Chong‐jik】

1431‐92
朝鮮,李朝の文臣,学者。字は季,孝盥。号は佔畢斎(てんひつさい)。善山の人。金叔滋の子。吉再の学統を継承,多くの門人を養成して官界に送り出し,嶺南学派を形成した。彼の死後,彼の《弔義帝文》を門人金馹孫が史草に載せたことを契機に,李克墩ら勲旧勢力との対立が表面化し,門人金宏弼,鄭汝昌らが流配殺害され,彼も墓をあばかれ斬屍された(戊午の士禍)。著書に《佔畢斎集》がある。諡号(しごう)は文簡。【山内 弘一】

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