金骨(読み)キンコツ

精選版 日本国語大辞典 「金骨」の意味・読み・例文・類語

きん‐こつ【金骨】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 凡俗を脱した風骨。非凡で尊い姿。仙骨。こんこつ
    1. [初出の実例]「以李白謫仙人之由見文集。〈略〉又実以金骨之類歟」(出典江談抄(1111頃)五)
    2. 「金骨返(かへっ)て本の肉身と成りしかば、仙人忽(たちまち)に病衰して、軈(やが)て空しく成りにけり」(出典:太平記(14C後)三七)
    3. [その他の文献]〔白居易‐夢仙詩〕
  3. こんこつ(金骨)

こん‐こつ【金骨】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 世俗を脱した高尚な風格。きんこつ。
    1. [初出の実例]「かたちはやつれはてたれど、ただ人ならずおぼえたり。こむこつのさうのあり、こむこつのさうとは大臣のさうの事なり」(出典:幸若・いるか(室町末‐近世初))
  3. 仏語。仏の骨。仏舎利(ぶっしゃり)。〔釈門正統‐四・興衰志〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む