針桐(読み)ハリギリ

デジタル大辞泉 「針桐」の意味・読み・例文・類語

はり‐ぎり【針×桐】

ウコギ科の落葉高木。山地自生。枝にとげがあり、葉は手のひら状に裂けていてキリに似る。7月ごろ、黄緑色小花球状に集まったものが傘状につき、藍色の丸い実を結ぶ。材をげた・家具などに使用。せんの木。やまぎり。

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精選版 日本国語大辞典 「針桐」の意味・読み・例文・類語

はり‐ぎり【針桐】

  1. 〘 名詞 〙 ウコギ科の落葉高木。各地の山地に生える。高さ二五メートル、径一メートルに達する。枝は灰紫色でとげを散生する。葉は長柄をもち、枝先に集まってつく。葉身は扁円形で掌状に浅く裂ける。初夏、枝端に球形の散形花序を作り、小さな黄緑色の四~五弁花が群がってつく。果実は径約三ミリメートルの球形で碧紫色に熟す。樹皮袪痰薬として用い、材は建築・土木船舶・器具・楽器・彫刻用。漢名、刺楸樹。せんのき。やまぎり。いぬだら。ぼうだら。〔物品識名(1809)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「針桐」の解説

針桐 (ハリギリ)

学名Kalopanax pictus
植物。ウコギ科の落葉高木,薬用植物

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