針槐(読み)ハリエンジュ

デジタル大辞泉 「針槐」の意味・読み・例文・類語

はり‐えんじゅ〔‐ゑんじゆ〕【針×槐】

マメ科の落葉高木。葉は羽状複葉で、枝にとげがある。5、6月ごろ、白い香りのある蝶形の花が多数房状に垂れて咲く。北アメリカ原産街路樹として植え、俗にアカシアとよばれる。にせアカシア。いぬアカシア。 花=夏》

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精選版 日本国語大辞典 「針槐」の意味・読み・例文・類語

はり‐えんじゅ‥ゑんじゅ【針槐】

  1. 〘 名詞 〙 マメ科の落葉高木。北アメリカ原産で、明治中期に日本に渡来し庭木や街路樹に利用。高さ一五メートルに達する。托葉はとげ状。葉は奇数羽状複葉でふつう七~一九個の小葉からなる。小葉は卵形または卵状長楕円形。初夏葉腋に総状花序を垂れ下げ、フジに似た白い蝶形花を多数つける。豆果は線状長楕円形で長さ約一〇センチメートル。材は薪炭用。しばしばアカシアと誤称される。にせアカシア。いぬアカシア。《 季語・夏 》

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動植物名よみかた辞典 普及版 「針槐」の解説

針槐 (ハリエンジュ)

学名Robinia pseudo‐acacia
植物。マメ科の落葉高木,園芸植物

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