(読み)ツリ

デジタル大辞泉 「釣」の意味・読み・例文・類語

つり【釣(り)】

《「吊り」と同語源》
魚を釣ること。また、その方法。さかなつり。「釣り名人」「ふな釣り
釣りせん」の略。「釣りを渡す」
インターネット上の掲示板などで、嘘の情報多くの人を騙すこと。「原油先物の儲け話は釣りだった」
[類語](2釣り銭

ちょう【釣】[漢字項目]

常用漢字] [音]チョウ(テウ)(呉)(漢) [訓]つる
魚をつる。「釣果釣魚漁釣ぎょちょう
難読釣瓶つるべ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「釣」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 11画

(旧字)
11画

[字音] チョウ(テウ)
[字訓] つり・つる・とる・もとめる

[説文解字]

[字形] 形声
旧字はに作り、(勺)(ちよう)声。(ちよう)より転じた形であろう。釣針の形。〔説文〕十四上に「魚を鉤するなり」という。鉤は釣針、句曲の義をとる字である。

[訓義]
1. つり、つる、つり針で魚をつる、つりたれる。
2. とる、もとめる。

[古辞書の訓]
和名抄 利(つり) 〔名義抄 ツリ・ツリス 〔立〕 クサリ・ツリカク・マガル・カギ・ヒトシ 〔字鏡集〕 ツリ・ツル・ツリノエ・イヲノワタ/魚 ツリス・ツリ・イヲノツリ

[語系]
tytjiakは声近く、(しやく)はいぐるみ。矢に糸をつけ、鳥の羽にからませるもので、釣魚の法と似ている。の初文は弔(叔)tykで、その象形。吊(ちよう)は弔の俗字とされ、これもつり垂れる意。みな同系の語である。

[熟語]
釣翁・釣家釣舸釣竿・釣磯・釣奇・釣魚釣橋釣碣・釣戸釣鉤・釣師・釣・釣車・釣者・釣・釣舟釣人・釣船・釣・釣台釣艇釣徒釣緡釣篷・釣名釣誉釣弋・釣利・釣笠釣綸
[下接語]
磯釣・漁釣・好釣・耕釣・釣・舟釣・垂釣・沈釣・墜釣・釣・投釣・独釣・晩釣・弋釣

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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