鈴木天眼(読み)すずきてんがん

改訂新版 世界大百科事典 「鈴木天眼」の意味・わかりやすい解説

鈴木天眼 (すずきてんがん)
生没年:1867-1926(慶応3-昭和1)

明治・大正期のジャーナリスト。名は力(ちから)。会津藩士の家に生まれ上京,1890年雑誌《活世界》を発行,〈日本精神と対外経綸の振作〉に努める。93年秋山定輔創刊の《二六新報主筆となる。日清関係の急迫朝鮮に渡り天佑俠を組織する。98年《九州日の出新聞》,1902年《東洋日の出新聞》を創刊し,社長となる。日露開戦にあたり積極的大陸進出論を唱え,08年長崎県選出衆議院議員。辛亥革命正当性を主張し,非干渉を唱えた。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鈴木天眼」の解説

鈴木天眼 すずき-てんがん

1867-1926 明治-大正時代のジャーナリスト。
慶応3年7月8日生まれ。明治26年秋山定輔(ていすけ)創刊の「二六新報」の主筆となる。35年長崎で「東洋日の出新聞」を創刊し,社長。41年衆議院議員。孫文辛亥(しんがい)革命を支持した。大正15年12月10日死去。60歳。陸奥(むつ)二本松(福島県)出身本名は力(ちから)。別号に独尊子。著作に「小日本歟(か)大日本歟」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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