鈴木省三(読み)スズキ セイゾウ

20世紀日本人名事典 「鈴木省三」の解説

鈴木 省三
スズキ セイゾウ

昭和・平成期のバラ育種家 元・京成バラ園研究所長。



生年
大正2(1913)年

没年
平成12(2000)年1月20日

出生地
東京・小石川

主な受賞名〔年〕
ハンブルグ国際新品種コンクール銅賞〔昭和38年〕「天の川」,ニュージーランドばら展金賞〔昭和40年〕「聖火」,ローマばらコンクールグランプリ〔昭和57年〕「乾杯」,オール・アメリカ・ローズ・セレクション大賞,園芸文化協会園芸文化賞,園芸学会賞(功労賞)〔平成1年〕

経歴
昭和8年園芸家の見習いに入り、13年東京・等々力にとどろきばらえんを開く。33年京成バラ園に移ってからは、内外のコンクールで多くの賞をうける新品種をつくり出すブリーダー(育種家)として活躍。研究所長を経て、取締役顧問。“ミスター・ローズ”の名で知られた。著書に「ばらに贈る本」がある。


鈴木 省三
スズキ ショウゾウ

大正・昭和期の編集者,出版人 元・集英社副社長



生年
明治37(1904)年7月7日

没年
平成1(1989)年3月31日

出生地
静岡県

経歴
大正8年に上京し三省堂書店に入社。小学館初代社長の相賀祥宏と知り合い、11年8月小学館の創業と同時に入社。昭和36年には姉妹会社の集英社に転じ、取締役出版部長、常務、副社長を歴任。49年7月現役を引退し同社顧問に就任。著書に「日本の出版界を築いた人びと」「わが出版回顧録」。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鈴木省三」の解説

鈴木省三 すずき-せいぞう

1913-2000 昭和-平成時代の園芸家。
大正2年5月23日生まれ。東京でバラ園を経営。昭和34年京成バラ園芸にはいり,研究所長,常務をつとめる。バラの遺伝子資源収集,「聖火」「かがやき」など約80種の新品種をつくり国際コンクールで受賞をかさねた。平成12年1月20日死去。86歳。東京出身。東京府立園芸学校(現都立園芸高)卒。著作に「ばらに贈る本」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android