鉱質コルチコイド(読み)コウシツコルチコイド

デジタル大辞泉 「鉱質コルチコイド」の意味・読み・例文・類語

こうしつ‐コルチコイド〔クワウシツ‐〕【鉱質コルチコイド】

副腎皮質ホルモン一つアンドロステロンが代表的。腎臓でのナトリウムイオンの再吸収を促す。ミネラルコルチコイド電解質コルチコイド。→糖質コルチコイド

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精選版 日本国語大辞典 「鉱質コルチコイド」の意味・読み・例文・類語

こうしつ‐コルチコイドクヮウシツ‥【鉱質コルチコイド】

  1. 〘 名詞 〙 ( コルチコイドは[英語] corticoid ) 副腎皮質から分泌されるステロイドホルモン。ナトリウム、カリウムなど電解質代謝に関係する。

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栄養・生化学辞典 「鉱質コルチコイド」の解説

鉱質コルチコイド

 ミネラルコルチコイドともいう.副腎皮質から分泌されるステロイドホルモンの一つで,腎臓に作用してナトリウムイオンの再吸収を促進する働きがある.アルドステロンが代表的な物質.同じく,副腎から分泌され,糖代謝に大きな影響を与えるステロイドホルモンである,コルチゾール,コルチコステロンなどのグルココルチコイドに対比する言葉だが,グルココルチコイドにも,若干の鉱質コルチコイド活性がある.

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世界大百科事典(旧版)内の鉱質コルチコイドの言及

【副腎皮質ホルモン】より

…副腎皮質から生成・分泌されるステロイドホルモンの総称で,同じ作用をもつ合成物質を含めてコルチコイドcorticoidまたはコルチコステロイドcorticosteroidともいう。副腎皮質ホルモンには,糖質コルチコイド(グルココルチコイドglucocorticoid)であるコルチゾール,コルチゾン,鉱質コルチコイド(ミネラルコルチコイドmineralocorticoid)であるアルドステロン,副腎性アンドロゲンであるデヒドロエピアンドロステロン,アンドロステンジオンなどがある。コルチゾール,コルチゾンは,肝臓におけるタンパク質からの糖新生を促進するほか,抗炎症・抗アレルギー作用などを示す。…

※「鉱質コルチコイド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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