破損した銅器や鉄器を、その割れ目に溶融はんだや銅を流し込み凝固させて修理すること。近世の江戸や大坂には、所要道具を天秤棒(てんびんぼう)で担ぎ、「いかけ、いかけ」と呼び歩き、家々から注文があるとその場にふいごを据えて即座にこの方法で鍋(なべ)、釜(かま)を修理する鋳掛屋がいた。現在では、鋳物製品の巣(空洞)などの不良箇所を補修する一方法として、不良部分に溶湯を静かに適量に流し、不良部分の表面を溶かしつつ溶湯を補給して正しい形に修理する方法が鋳掛tinkering, burning onとよばれる。鋳物製品の不良部の補修はアーク溶接やガス溶接によることが多く、鋳掛は特別の場合でないと行わない。
[井川克也・原善四郎]
各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
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