普及版 字通 「鏗」の読み・字形・画数・意味
鏗
19画
[字訓] うつ
[字形] 形声
声符は堅(けん)。堅に
(こう)の声があり、〔説文〕十二上に「
は讀みて鏗爾(かうじ)として琴を舍(お)きて作(た)つ(論語、先進)の
(ごと)くす」とみえる。〔礼記、楽記〕に「
聲は鏗なり」とあり、金玉や琴瑟の音の、高くすんだ調子のものをいう。擬声語である。金文には鐘声を形容して「
々(ほうほう)
々(へいへい)」また「闌々(かんかん)」のようにいう。鐘の大小によって、その音が異なるのである。[訓義]
1. かねのおと、金玉のおと、石のおと、琴瑟(きんしつ)のおと。
2. 金石をうつ、たたく、つく。
[古辞書の訓]
〔新
字鏡〕鏗 加奈不(かなふ)〔名義抄〕鏗 マタシ・ナル・ユラメク・タタス・ツク・カタシ 〔
立〕鏗 カウラ・タカシ・カタシ・ユラメク 〔字鏡集〕鏗 カタシ・タタス・ナラス・マタク・ユラメク・ツク・ツヨシ・マタシ[熟語]
鏗
▶・鏗
▶・鏗鏗▶・鏗爾▶・鏗鐘▶・鏗然▶・鏗錚▶・鏗鎗▶・鏗鏘▶・鏗
▶・鏗瞑▶・鏗零▶[下接語]
敲鏗・轟鏗・鏘鏗
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

