鐘打鉱山(読み)かねうちこうざん

最新 地学事典 「鐘打鉱山」の解説

かねうちこうざん
鐘打鉱山

Kaneuchi mine

京都府船井郡京丹波町にあるタングステン鉱山鉱床は熱変成を受けたジュラ系丹波層群の泥岩砂岩・チャート中に産する石英脈群からなり,主要鉱脈は走向N10°~30°E,傾斜60°~70°E,幅30~50cm,走向延長最大500m,傾斜延長200m余。盤際の堆積岩類に弱いセリサイト化変質がみられる。K-Ar年代は鉱脈中の白雲母93Ma。タングステン鉱物灰重石鉄マンガン重石(Fe/(Fe+Mn)=0.4~0.7)で,白雲母や緑柱石とともに石英脈の盤際に濃集。鉱石鉱物は他に錫石・磁硫鉄鉱黄鉄鉱黄銅鉱硫砒鉄鉱など。発見時代未詳,1935年から採掘,84年閉山。粗鉱品位は,WO30.5~0.7%, Sn0.04~0.07%。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鐘打鉱山」の意味・わかりやすい解説

鐘打鉱山
かねうちこうざん

京都府京丹波町の和知にあった鉱山。 1921年に鉱業権が設定され,1951年に日本鉱業系の鐘打鉱業が設立された。古生代粘板岩母岩とする含タングステン石英脈中に灰重石,含マンガン重石などのタングステン鉱とスズ石および少量の銅鉱が存在した。鉱脈の幅は 20~40cm,傾斜 50~70°で,シュリンケージ採掘法または打柱法で採掘し,酸化タングステンその他スズおよび銅を産出していたが,1982年9月に閉山した。

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