ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鐘打鉱山」の意味・わかりやすい解説 鐘打鉱山かねうちこうざん 京都府京丹波町の和知にあった鉱山。 1921年に鉱業権が設定され,1951年に日本鉱業系の鐘打鉱業が設立された。古生代の粘板岩を母岩とする含タングステン石英脈中に灰重石,含マンガン重石などのタングステン鉱とスズ石および少量の銅鉱が存在した。鉱脈の幅は 20~40cm,傾斜 50~70°で,シュリンケージ採掘法または打柱法で採掘し,酸化タングステンその他スズおよび銅を産出していたが,1982年9月に閉山した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by