長延村(読み)ながのぶむら

日本歴史地名大系 「長延村」の解説

長延村
ながのぶむら

[現在地名]広川町長延

吉常よしつね村の北西に位置する。文禄二年(一五九三)三月一八日の高良山知行所指出(稲員家文書)に「拾五町 座主領 長延」とみえる。本高二八三石余(元禄国絵図)。宝暦二年(一七五二)より古賀こが村の稲員氏に代わって萩尾八之丞が大庄屋職に任じられ、長延組となった(農政農民史料集)。同四年の宝暦一揆では吉田よしだ(現八女市)に集結した群衆の一手により同大庄屋宅も打毀にあった(石原家記)。「在方諸覚書」では古高四七〇石・役高七八八石。


長延村
ちようえんむら

[現在地名]伊根町字長延

現伊根町の北部に位置し、蒲入かまにゆう村の西方にあたる。寛文九年(一六六九)永井尚征が入部して蒲入村を細分するまでは蒲入村のうちであった。延宝三年郷村帳に高六一・五一九石とあるが、延宝九年(一六八一)延高で七一石余となった(天和元年宮津領村高帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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