長新太(読み)チョウシンタ

デジタル大辞泉 「長新太」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐しんた〔チヤウ‐〕【長新太】

[1927~2005]絵本作家・漫画家東京の生まれ。本名、鈴木揫治しゅうじ。ナンセンス絵本の第一人者として、日本の絵本の世界新しい波を起こす。ユーモラスな展開と不条理な筋立てで絶大な支持を得た。絵本「おしゃべりなたまごやき」「キャベツくん」「ごろごろにゃーん」、漫画「なんじゃもんじゃ博士」など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「長新太」の意味・わかりやすい解説

長新太
ちょうしんた

[生]1927.9.24. 東京
[没]2005.6.25. 東京
まんが家,絵本作家。本名鈴木 揫治。やわらかいフリーハンドのアウトラインで,独特のフォルムをもつまんがや童話挿絵を描き,またエッセーを書く。多才な活動が絵本『おしゃべりなたまごやき』 (1959) に結晶し,文藝春秋漫画賞を受賞。また同書の水彩画の大判絵本は国際アンデルセン賞国内賞を受けた。『ぼくのくれよん』 (1977) など,絵によって新しい世界を創造するユニークな絵本を描き,日本の絵本界で先駆的な役割を果たした。 1977年『はるですよふくろうおばさん』で講談社出版文化賞絵本賞,1984年『ぞうのたまごのたまごやき』で小学館絵画賞,1994年産経児童出版文化賞,1999年日本絵本賞受賞。 1994年紫綬褒章受章。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「長新太」の解説

長新太 ちょう-しんた

1927-2005 昭和後期-平成時代の漫画家,絵本作家。
昭和2年9月24日生まれ。昭和22年毎日新聞漫画コンクールに入賞。34年絵本「おしゃべりなたまごやき」(文・寺村輝夫)で文芸春秋漫画賞。ナンセンス感覚とユーモラスな発想で絵本に新風をまきおこす。52年「はるですよ ふくろうおばさん」で講談社出版文化賞。平成6年「こんなことってあるかしら?」で産経児童出版文化賞。作品はほかに「ごろごろにゃーん」「キャベツくん」など。平成17年6月25日死去。77歳。東京出身。蒲田工業卒。本名は鈴木揫治(しゆうじ)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「長新太」の解説

長 新太 (ちょう しんた)

生年月日:1927年9月24日
昭和時代;平成時代の絵本作家;漫画家
2005年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android