病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 の解説
長時間作用性気管支拡張剤
《ウメクリジニウム臭化物・ビランテロールトリフェニル酢酸塩製剤》
アノーロエリプタ（グラクソ・スミスクライン）
《グリコピロニウム臭化物・インダカテロールマレイン酸塩製剤》
ウルティブロ（ノバルティスファーマ、Meiji Seika ファルマ）
《チオトロピウム臭化物水和物・オロダテロール塩酸塩製剤》
スピオルト（日本ベーリンガーインゲルハイム）
慢性閉塞性肺疾患（COPD）の気道閉塞性障害に基づく諸症状の改善に用います。専用の吸入器を用いて吸入し、長時間作用性抗コリン剤（LAMA）と長時間作用性吸入β2刺激剤（LABA）の併用が必要な場合に用いられる2剤の配合剤です。
過敏症（
また、口内乾燥、発声障害、排尿困難、めまい、動悸などが現れることがあります。このような症状が現れたときは、医師に相談してください。
①1日1回の吸入で効果が24時間持続します。毎日一定の時間帯に吸入することが大切です。
②閉塞隅角緑内障のある人、前立腺肥大症などによる排尿障害がある人、これらの薬の成分に対する過敏症の既往歴のある人には使用できません。また、妊婦、現在妊娠する可能性のある人、高齢者などでは使用できないことがあります。必ずその旨を医師に報告してください。
③問診の際にあらかじめ、持病・アレルギーなどの体質・現在使用中の薬の有無を医師に報告してください。とくに、甲状腺機能亢進症の人、心血管障害（不整脈、高血圧など）のある人、心不全、心房細動、期外収縮のある人、その既往歴のある人、糖尿病のある人、重度の腎障害がある人、透析を必要とする腎不全の人、前立腺肥大症などのある人は、使用の前に必ず医師に相談してください。
④チオトロピウム臭化物水和物・オロダテロール塩酸塩製剤は、使用時に薬剤が眼に入らないよう注意してください。また、結膜の充血、角膜浮腫にともなう赤色眼、眼痛、眼の不快感、かすみ眼などが現れた場合は、すぐ医師の診察を受けてください。
出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報