日本歴史地名大系 「長根I遺跡」の解説 長根I遺跡ながねIいせき 岩手県:宮古市千徳村長根I遺跡[現在地名]宮古市千徳 長根閉伊(へい)川の河口から約三キロさかのぼった川岸の北方五〇〇メートルの丘陵上にある。標高約四七メートル。昭和六三年(一九八八)の発掘調査によって古墳二八基・方形周溝二基・溝跡・ピット・落し穴・中世墓壙などが検出された。古墳は丘陵尾根の頂部から南側斜面にかけて造られている。二八基の古墳のうち主体部が検出されたのは一八基で、他の一〇基は周溝のみ。主体部の形状は長方形の箱形の土壙型で、石組や間仕切りなどの付随施設はない。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by