長泉寺山古墳群(読み)ちようせんじやまこふんぐん

日本歴史地名大系 「長泉寺山古墳群」の解説

長泉寺山古墳群
ちようせんじやまこふんぐん

[現在地名]鯖江市長泉寺町・水落町・小黒町

長泉寺山(一一二メートル)の山上に分布し、南東端・北東端・北端の各支脈上の古墳群は、それぞれ西山にしやま高山たかやま白山はくさん各支群とよばれる。前方後円墳円墳・方墳(あるいは方形台状墓)など、もと一〇〇余基あったが、現存は五〇余基。昭和二八年(一九五三)から同四六年にかけていくつかが発掘された。

高山一―六号墳・白山一号墳は一辺八―一七メートル、高さ〇・六五―二・二五メートルの方墳。西山一号・三号・四号墳は径一二メートル前後、高さ二メートル前後の円墳と報告されたが、これらも方墳かと思われる。土壙や壺棺が検出され、土壙は長さ二・三―四・三メートル、幅〇・四一―〇・八メートルで、形態から割竹形木棺の可能性が強い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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