長狭常伴(読み)ながさ つねとも

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「長狭常伴」の解説

長狭常伴 ながさ-つねとも

?-1180 平安時代後期の武将
安房(あわ)(千葉県)長狭郡領主。安房進出をねらう相模(さがみ)(神奈川)の三浦氏に対抗し,平氏に接近する。治承(じしょう)4年石橋山の戦いに敗れて安房にのがれてきた源頼朝を討とうとしたが,同年9月3日頼朝配下の三浦義澄に討たれた。通称六郎

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の長狭常伴の言及

【安房国】より

…当国の住人安西景益,丸信俊や上総国の平広常,下総国の千葉常胤らの支持を受けて再挙を図った。このとき長狭郡(鴨川市)の住人長狭常伴が頼朝の旅館の襲撃を企図して失敗している。頼朝は洲崎宮に祈願をこめ,300余騎を率いて安房より上総に入り,源氏再興の第一歩を踏み出した。…

※「長狭常伴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android