間帯土壌(読み)かんたいどじょう(英語表記)intrazonal soil

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「間帯土壌」の解説

間帯土壌
かんたいどじょう
intrazonal soil

間帯性土壌または成帯内性土壌ともいう。土壌の母材に作用する生成因子のうち,凹地低地の地下水のように局地的条件によって土壌生成を左右する因子が強く働く場合,あるいは母材そのものが気候因子の影響に対して順応を示さずに特殊な土壌型をもたらす場合,いずれも気候,植生分布と対応した成帯分布を示さない土壌ができる。これらを間帯土壌という。前者の場合は浅い地下水面の存在によってグライ層を生じ,無機質のグライ土壌泥炭土,黒炭土などの有機質土壌が分類される。また乾燥盆地の塩類土アルカリ土も間帯土壌に属する。後者には石灰質母材から発達したテラロッサレンジナ火山灰土などがあげられる。その生成様式から明らかなように間帯土壌は成帯土壌が分布している地域内に点状あるいは島状に散在している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

巡視船

海上保安庁に所属し海上の警備と救難業務を行なう船。外洋で行動する大型で航洋性があるものを巡視船といい,港内や湾内などのかぎられた水域で行動する 100総t程度以下の小型のものを巡視艇と呼ぶ。武器として...

巡視船の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android