デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「隆源」の解説 隆源(1) りゅうげん ?-? 平安時代後期の歌人。藤原通宗(みちむね)の子。天台宗の僧。叔父藤原通俊(みちとし)をたすけて「後拾遺和歌集」を編集し,奏覧本を清書した。「堀河院百首」の歌人のひとりで,「金葉和歌集」以下の勅撰集に10首がのる。天仁(てんにん)3年(1110)の「山家五番歌合」まで出詠。通称は若狭阿闍梨(わかさのあじゃり)。著作に「隆源口伝」など。 隆源(2) りゅうげん 1342-1426 南北朝-室町時代の僧。康永元=興国3年生まれ。四条隆蔭(たかかげ)の養子。真言宗。貞治(じょうじ)3=正平(しょうへい)19年京都醍醐寺(だいごじ)経深(きょうじん)から報恩院の坊舎,所領などをゆずられ,院主となる。応永19年東寺長者。大僧正。応永33年3月29日死去。85歳。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by