天仁(読み)テンニン

関連語 てんえい

精選版 日本国語大辞典 「天仁」の意味・読み・例文・類語

てんにん【天仁】

  1. 平安時代鳥羽天皇の代の年号。嘉承三年(一一〇八)八月三日に、前年の天皇即位により改元。天仁三年(一一一〇)七月一三日に天永元年となる。摂政藤原忠実出典は「文選」の「統天仁風遐揚」。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本の元号がわかる事典 「天仁」の解説

てんにん【天仁】

日本の元号(年号)。平安時代の1108年から1110年まで、鳥羽(とば)天皇の代の元号。前元号は嘉承(かしょう)。次元号は天永(てんえい)。1108年(嘉承3)8月3日改元。鳥羽天皇の即位にともない行われた(代始改元)。『文選(もんぜん)』を出典とする命名。天仁年間は白河(しらかわ)上皇による院政が行われていた。鳥羽天皇は堀河(ほりかわ)天皇の皇子で、白河上皇の孫にあたる。1107年(嘉承2)に堀河の崩御により、5歳の鳥羽が即位した。

出典 講談社日本の元号がわかる事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android