際する(読み)サイスル

デジタル大辞泉 「際する」の意味・読み・例文・類語

さい・する【際する】

[動サ変][文]さい・す[サ変]多く「…に際して」の形で)ある出来事事態に出あう。「出発に―・し、注意事項を述べる」
[類語]臨む迎える直面する当面する

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「際する」の意味・読み・例文・類語

さい‐・する【際】

  1. 〘 自動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]さい・す 〘 自動詞 サ行変 〙
  2. ある事柄に出会う。ある事柄に臨む。あたる。
    1. [初出の実例]「朕惟(おも)ふに方今内外多事の秋(とき)に際し断然其措置を得」(出典廃藩置県に就き諸藩の知事に賜はりたる勅語‐明治四年(1871)七月一四日)
  3. ある物とある物が接する。
    1. [初出の実例]「東北は雲に際し一点の山を見ず」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)

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