隷農(読み)レイノウ

大辞林 第三版の解説

れいのう【隷農】

身分的支配から解放され、賦役を負わず、地代を産物または貨幣で負担した農民。 → 農奴

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

れい‐のう【隷農】

〘名〙 奴のような状態の農民。また、封建社会における農民の状態の一つとして、労働地代(賦役)を課せられている農奴に対して、身分的、人格的には一応自由だが、生産物地代または貨幣地代(年貢)を課せられている農民をいう。
※米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一「隷農を廃し、自家の田地を耕さしむる法を立しより」 〔国語‐晉語一〕

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世界大百科事典内の隷農の言及

【農奴制】より

… 第2は,封建社会の内部で領主に対する隷属度が特に強い領民を指す場合で,経済的には封建地代の最も過酷な形態である労働地代(賦役)が,また法的には非自由身分が特徴とされる。このような意味での農奴制は,中世初期の西欧で広く存在した後,中世盛期には生産物・貨幣地代を給付する隷農に取って代わられ,さらに16世紀から19世紀までの東ヨーロッパに再出するとされる(再版農奴制と呼ばれる)。 第3は,ヨーロッパ中世社会で,特定領主との人身的な結びつきから由来する典型的には非自由と表現されるような身分的制約を指す場合。…

※「隷農」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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