

(ゆう)(手)。隷はその変化した字形。祟の初形は
。呪霊をもつ獣の形。隶(たい)の初形は巾を手にもつ形。隷は
に巾を加えてその呪霊を移しとる形で、罪・禍を転移する方法である。ゆえに附着の意がある。〔説文〕三下に「附
するなり。隶に從ひ、
(だい)聲」とするが、声が合わない。罪禍を移されたものを隷といい、神の徒隷とした。〔左伝、成十六年〕「魯の常隷なり」、〔左伝、定四年〕「
稷の常隷なり」とはその意である。〔左伝、哀六年〕に、楚に衆赤鳥のような雲があらわれたとき、その禍殃を臣下に移すことを勧められた王が「腹心の疾を除くも、
(こ)れを股肱(ここう)に
(お)かば、何の
かあらん」と断ったところ、まもなくその禍殃も止んだという話がある。
立〕隷 ヤツコ・マカス・カナフ・ヨル・ヨシ・ツカヒビト・タグヒ・ツリイル・ツク
隷・草隷・卒隷・族隷・籀隷・徒隷・奴隷・
隷・陪隷・蛮隷・附隷・俘隷・氓隷・萌隷・僕隷・輿隷・流隷出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...