精選版 日本国語大辞典 「雀羅」の意味・読み・例文・類語 じゃく‐ら【雀羅】 〘 名詞 〙 スズメなどを捕える網。とりあみ。かすみあみ。多く、門または門外にこれを張る景として捉えられ、訪ねる人の少ないたとえに用いられる。「門前(門外)雀羅を張る」など。[初出の実例]「東京蝸舎宅、西向雀羅門」(出典:菅家文草(900頃)四・寄白菊四十韻)「冷官で我は有程に、人も往来せぬ程に、門には雀羅を可レ張ぞ」(出典:四河入海(17C前)六)[その他の文献]〔史記‐汲鄭伝〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「雀羅」の読み・字形・画数・意味 【雀羅】じやくら すずめを捕るかすみ網。〔晋書、会稽王道子伝〕時に子を謂ひて東と爲し、元顯を謂ひて西と爲す。西府には車騎塡湊(てんそう)するも、東第の門下には雀羅を設くべし。字通「雀」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報