雀踊り(読み)すずめおどり

精選版 日本国語大辞典 「雀踊り」の意味・読み・例文・類語

すずめ‐おどり‥をどり【雀踊・雀躍】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 民俗舞踊の一つ。編み笠をかぶり、雀の模様の着物を着、奴(やっこ)の姿で踊る奴踊江戸時代の祭礼練物(ねりもの)として始まり、歌舞伎にも取り入れられた。《 季語・秋 》
    1. <a href=雀踊〈北斎漫画〉" />
      雀踊〈北斎漫画〉
    2. [初出の実例]「かくす年百になりても忘られぬすすめをどりや梅の花笠」(出典:狂歌・雅筵酔狂集(1731)春)
  3. 屋根の棟の端飾りをいう。
    1. [初出の実例]「大工方之善之綱右之雀躍より之を引き」(出典:高野山文書‐正徳五年(1715)一二月一〇日・山西次郎右衛門請書)

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「雀踊り」の解説

雀踊り
(通称)
すずめおどり

歌舞伎・浄瑠璃外題
元の外題
野黄雀親口真似
初演
嘉永3.6(江戸・市村座)

雀踊り
(別題)
すずめおどり

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
元の外題
すずめの踊
初演
宝暦1.11(江戸・中村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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