雪の花(読み)ユキノハナ

精選版 日本国語大辞典 「雪の花」の意味・読み・例文・類語

ゆき【雪】 の 花(はな)

  1. 雪を花に見立てていう語。また、雪の中に咲いている花。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「常磐木と人や見るらむ木々の枝に雪の花さく絵のみちらしな」(出典:為忠集(鎌倉中か))
  2. 氷を粗く削り、白砂糖をかけた飲み物。
    1. [初出の実例]「雪の花(二銭)氷しるこ(二銭五厘)」(出典:風俗画報‐九九号(1895)人事門)
  3. 菓子、塩竈(しおがま)一種
    1. [初出の実例]「三峯山は、武蔵秩父郡の一名山なり。名物雪の花とは塩気なしの塩がまなり」(出典:風俗画報‐二二一号(1900)飲食門)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「雪の花」の解説

ゆきのはな【雪の花】

北海道日本酒。精米歩合60%で仕込む純米酒はやや辛口の味わい。ほか純米大吟醸酒大吟醸酒純米吟醸酒がある。原料米は吟風など。仕込み水は奥沢水源地の伏流水蔵元の「雪の花酒造」は昭和36年(1961)創業所在地は小樽市真栄。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

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