雪舟等楊(読み)せっしゅう とうよう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「雪舟等楊」の解説

雪舟等楊 せっしゅう-とうよう

1420-1506 室町-戦国時代の画家
応永27年生まれ。出家して京都相国寺にはいり,画を周文にまなんだ。40歳すぎ,大内氏の周防(すおう)山口にうつり雲谷庵(うんこくあん)をひらく。応仁(おうにん)元年明(みん)(中国)にわたり,2年後に帰国。独自の山水画を追究し,日本の水墨画を大成した。永正(えいしょう)3年死去。87歳。備中(びっちゅう)(岡山県)出身。俗姓小田。作品に「秋冬山水図」「山水長巻」「破墨山水図」「慧可断臂(えかだんぴ)図」「天橋立(あまはしだて)図」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

一富士二鷹三茄子

初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。[補説]一に富士山、二に愛鷹あしたか山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。...

一富士二鷹三茄子の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android