雲台(読み)ウンダイ

デジタル大辞泉 「雲台」の意味・読み・例文・類語

うん‐だい【雲台】

三脚の上に取り付けて、カメラを任意の方向に固定できるようにする装置

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精選版 日本国語大辞典 「雲台」の意味・読み・例文・類語

うん‐だい【雲台】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 高い台。また、その上に建てた建物高殿
    1. [初出の実例]「栴檀風吹 自出雲台之下」(出典本朝文粋(1060頃)一三・朱雀院被修御八講願文〈大江維時〉)
  3. 中国、後漢明帝宮中に建てた台。中の壁に建国の功臣二八人の肖像(雲台二十八将)を描いた。雲閣。
  4. 三脚の上にとりつけて、カメラを載せる台。カメラを任意の方向に向けて固定することができる。

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カメラマン写真用語辞典 「雲台」の解説

雲台

 三脚 や 一脚 に取り付け、カメラを接続・固定する役目を持つもの。“パーン棒”と言う角度調節用のハンドルのあるタイプが一般的。パーン棒の本数、つまり自由に動かせる方向の数によって、2ウエイや3ウエイの雲台がある。また、球形の支持部をホルダーが囲み、調節ネジを緩めることで縦・横・斜めと自由に動かせる 自由雲台 もある。

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世界大百科事典(旧版)内の雲台の言及

【居庸関】より

…元の皇帝は毎年夏を内モンゴルのドロン・ノール(上都)で過ごすため,ここを通って北京(大都)との間を往復するのが例であった。もとは上にラマ塔が立っていたが,今日ではアーチ型の門だけが残り,雲台と称せられている。その内外にはチベット・中国様式の彫刻がほどこされ,とくに門内両壁にはサンスクリット,チベット,モンゴル(パスパ文字),ウイグル,タングート(西夏文字),漢の六体文字で陀羅尼と建立の由来などが刻されているので名高い。…

※「雲台」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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