日本大百科全書(ニッポニカ) 「雲見温泉」の意味・わかりやすい解説 雲見温泉くもみおんせん 静岡県賀茂(かも)郡松崎町の海岸にある温泉。駿河(するが)湾に面する松崎町岩地(いわち)、石部(いしぶ)、雲見は三浦(さんぽ)とよばれ、いずれも温泉の湧出(ゆうしゅつ)をみるが、雲見はもっとも古い。泉質は塩化物泉。雲見地区はかつてテングサ採取の漁村であったが、海水浴場としてにぎわい、温泉民宿が発達した。南伊豆に通じるマーガレットライン(国道136号)は展望に恵まれる。千貫門や波勝(はがち)崎への遊歩道も開かれた。[北川光雄] 千貫門 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「雲見温泉」の意味・わかりやすい解説 雲見温泉くもみおんせん 静岡県東部,伊豆半島南西海岸,松崎町の温泉。松崎温泉郷の1つで,1965年頃赤井浜の岩礁から温泉が湧出した。泉質は弱食塩泉。泉温は 42℃。リウマチ,切り傷,神経痛,婦人病などにきく。付近に千貫門,雲見崎 (烏帽子山 162m) など多彩な海岸美が展開,夕ばえの美しさは有名。舟釣り,磯釣りの好適地でもある。付近は富士箱根伊豆国立公園に属する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by