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遠隔測定 えんかくそくていtelemetry; telemetering

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

遠隔測定
えんかくそくてい
telemetry; telemetering

測定の対象から遠く離れた地点に測定の結果を伝送し,そこで指示や記録を行い,またデータを処理したりすること。直接近くで測定することが困難な場合に用いられる。たとえば電力事業における電圧,電流,電力,周波数,ガス事業におけるガス流量,ガスホルダのガス保有量,水道事業における水位,流量,圧力,pH,濁度などのような工業測定のほか,河川の降水量,水位,水質,気象データ,海洋データの測定にも用いられる。さらにロケット人工衛星などによる宇宙空間,天体の観測,地表の遠隔探査 (リモートセンシング) なども遠隔測定である。伝送路の減衰,雑音,ひずみなどが少く,伝送距離を長くしても所要の精度と確度が得られ,また一つの伝送路で多種類の量が伝送されることなどが要求される。そのため被測定量をまず電気信号に変換し,さらにパルス変調などを施して伝送する。多種類の量の伝送のためには,時分割あるいは周波数分割による多重伝送が用いられる。

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百科事典マイペディアの解説

遠隔測定【えんかくそくてい】

遠くの,または危ない場所のメーターの数値を電気的信号などに変換,有線または無線で伝送して読みとる技術。テレメータリングとも。遠隔測定のための装置をテレメーターという。
→関連項目遠隔制御電力線搬送無線ロボット観測

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世界大百科事典 第2版の解説

えんかくそくてい【遠隔測定 telemetering】

テレメータリングともいう。測定量を検出して,離れている受信機に伝送して行う測定。遠隔測定がふつうの測定と区別される点は,測定量が直接検出される場所と,その指示,記録などを行う場所との間に距離が存在すること,そして距離の存在に伴う問題,例えば伝送される信号の大幅な減衰,信号へのノイズの混入,伝送路の費用などを克服するための対策がとられることである。距離の長短によって遠隔測定と呼んだり呼ばなかったりすることはない。

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大辞林 第三版の解説

えんかくそくてい【遠隔測定】

送信機により、測定するものと離れた地点に測定量を伝送し、処理・記録などを行うこと。ロケットの飛翔ひしよう状態の把握、動物の生体測定などに用いる。 → テレメーター

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