コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

電着塗料 デンチャクトリョウ

デジタル大辞泉の解説

でんちゃく‐とりょう〔‐トレウ〕【電着塗料】

塗装される金属を陰極または陽極とし、その対となる電極との間で直流電流を流して、電気分解によって金属表面を塗装する塗料

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

電着塗料
でんちゃくとりょう
electrodeposition paint

塗料をタンクに入れ、これに塗装されるべき金属を浸して陽極とし、タンクを陰極として直流電源を通じて、電気めっきのようにして、陽極の被塗物の金属上に電着して塗膜を形成させる塗料をいう。塗料液は水溶性ないし水分散性のもので電導性をもった塗料で、通電によって塗膜形成成分が一様かつ隅々にまで密着していく。塗膜はそのために欠陥部が少なく、耐食性をもっている。いま述べたのは、アニオン型の塗料が陽極に析出した、いわゆるアニオン電着型であるが、反対に塗料が陽イオンになったカチオン電着型塗料が出現し、防食力の増加、金属表面の前処理の簡略化が可能などの利点により、これが主力となって自動車の下塗り塗料としてエポキシ樹脂から誘導したものが多量に使用されている。[垣内 弘]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

電着塗料の関連キーワードアニオン電着塗装神東塗料絶縁塗料垣内

今日のキーワード

明鏡止水

《「荘子」徳充符から》曇りのない鏡と静かな水。なんのわだかまりもなく、澄みきって静かな心の状態をいう。「明鏡止水の心境」...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

電着塗料の関連情報