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霊魂の不滅 れいこんのふめつimmortality of the soul

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

霊魂の不滅
れいこんのふめつ
immortality of the soul

人間は霊魂と肉体との結合より成るとみなし,霊魂は肉体が滅びたあとも永遠に存在し,未来の生活をもつという説で,不死説の一種。神話的,原始的霊魂観として一般的で,祖先崇拝,輪廻転生説などに直接発展するところから,宗教の源泉とみなされる。しかし厳密な意味での霊魂不滅説は,自然存在としての人間が,その有限性を克服すべく霊魂と呼ぶ人間の人格性に,神と同類の超自然性を付する要求から生れた積極的思想で,信念だけでなく証明努力を伴った哲学的,神学的傾向をもっている。特に古代ギリシアにおいては,ピタゴラスソクラテスプラトンプロチノスらがこれを哲学的に思索した。キリスト教における霊魂不滅説の芽生えは,聖書にもみられるが,それは 13世紀になってトマス・アクィナスによる形相質料論において哲学的,神学的に論証された。

霊魂の不滅
れいこんのふめつ
Körkalen

スウェーデン映画。スベンスクビオグラフ 1920年制作。原作セルマ・ラーゲルレーフ。監督,脚本,主演ビクトル・シェーストレム。主演ヒルダ・ボルイストレム,トーレ・スベンベルイ。幻想小説『幻の馬車』を映画化したもの。死後の世界を二重露出で処理するという画期的な方法と,美しい撮影が高く評価された。

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