霧降高原(読み)キリフリコウゲン

デジタル大辞泉 「霧降高原」の意味・読み・例文・類語

きりふり‐こうげん〔‐カウゲン〕【霧降高原】

栃木県北西部、日光市にある高原赤薙あかなぎ山(標高2010メートル)の南東斜面に広がる。ニッコウキスゲヤマツツジの群生地。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「霧降高原」の意味・わかりやすい解説

霧降高原
きりふりこうげん

栃木県日光市、女峰山(にょほうさん)・赤薙山(あかなぎさん)の南東麓(ろく)にある高原。キャンプ場で知られる小倉(おぐら)山(753メートル)北方、標高約800~1600メートルの比較的傾斜の緩い斜面。東端を板穴(いたあな)川が南流し、日光三名瀑(めいばく)の一つ、霧降滝がかかる。滝の水流が岩に当たって砕け散るさまからこの名がおこったという。春のヤシオツツジ、夏のニッコウキスゲ、秋の紅葉が美しい。日光駅からバスで10~20分。ここから大笹(おおざさ)牧場霧降高原道路が通じる。

[平山光衛]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「霧降高原」の意味・わかりやすい解説

霧降高原
きりふりこうげん

栃木県北西部,赤薙 (あかなぎ) 山 (2010m) 南東斜面にある高原。標高約 750~1300mで,軽石層から成る。カラマツ新緑,夏のニッコウキスゲ,秋の紅葉として知られ,スキー場もあり,四季を通じての行楽地。南東には上下二段から成る霧降滝がある。日光国立公園に属する。

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世界大百科事典(旧版)内の霧降高原の言及

【日光】より

… 表日光は日光市街地を中心にした大谷川沿いの地域で,かつては神仏習合の〈日光山〉と総称された二荒山(ふたらさん)神社,東照宮,輪王(りんのう)寺の2社1寺とその門前町を含み,華美な彫刻のほどこされた東照宮陽明門をはじめ人工美にあふれ,かつては〈日光詣〉でにぎわい,今も日光観光の中心地にあたる。また市街の北,赤薙(あかなぎ)山南麓の霧降(きりふり)高原はニッコウキスゲの群落や紅葉で知られ,板穴川にかかる霧降滝(落差75m)は,華厳滝,裏見滝とともに日光三名瀑に数えられる。 馬返~中宮祠(ちゆうぐうし)間の坂は道路のカーブが48あったことから,いろは48文字にちなんでいろは坂と名付けられた。…

※「霧降高原」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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