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霰酒 アラレザケ

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デジタル大辞泉の解説

あられ‐ざけ【×霰酒】

あられ餅を、焼酎(しょうちゅう)につけて干すことを数回繰り返してから、みりんの中に入れて密封・熟成させた酒。奈良の特産。みぞれ酒。 冬》「炉びらきや雪中庵の―/蕪村

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大辞林 第三版の解説

あられざけ【霰酒】

焼酎しようちゆうに浸して乾燥させたあられ餅を味醂みりんに加え、密封して熟成させた酒。奈良県の特産。 [季] 冬。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

霰酒
あられざけ

奈良市特産の酒。霙酒(みぞれざけ)ともいう。酒のなかに糯米(もちごめ)の麹(こうじ)を浮かしたもので、慶長(けいちょう)年間(1596~1615)に、奈良在住の町医者糸屋宗仙(一説には酒造家浅田某という)が、猿沢(さるさわ)の池面にあられが降るようすを見て創案したという。製法は、のし餅(もち)を細かく刻み、それを焼酎(しょうちゅう)に浸し漬けては乾燥させ、これを繰り返してできるあられ様のものを酒に加える。いまでも奈良土産(みやげ)として名高く、俳諧(はいかい)では冬の季語とする。[宇田敏彦]

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世界大百科事典内の霰酒の言及

【あられ(霰)】より

…文献に名が見られるのは江戸時代のはじめごろからであるが,当時もいまと同じように,のし餅や海鼠(なまこ)餅を切って作ったらしく,井原西鶴の《武道伝来記》巻一(1687)には〈搔餅(かきもち),霰餅(あられ)をきざみゐしが〉という表現が見られる。なお,日本料理ではこまかいさいの目に切ったものをあられと呼び,また,かけそばに貝柱を加えたものをあられそばというが,室町期には〈霰酒(あられざけ)〉をあられということが多かった。霰酒は奈良の特産として知られたみりんの一種で,もろみが白く残るのでこの名があるという。…

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