鞠育(読み)キクイク

デジタル大辞泉 「鞠育」の意味・読み・例文・類語

きく‐いく【×鞠育】

[名](スル)養い育てること。養育。「鞠育の恩」
たけ襁褓の中より―したるの乳母なり」〈菊亭香水・世路日記〉

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精選版 日本国語大辞典 「鞠育」の意味・読み・例文・類語

きく‐いく【鞠育】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「鞠」は「養」に同じ ) やしないそだてること。養育。
    1. [初出の実例]「吾幼孤。為此老所鞠育」(出典日本外史(1827)一)
    2. 「何となく威儀ありて、何処となく沈着(おちつき)たるは家庭鞠育(キクイク)方法の、其宜しきを得たりしに依る歟」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉三)
    3. [その他の文献]〔蔡邕‐議郎胡公夫人哀讚〕

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普及版 字通 「鞠育」の読み・字形・画数・意味

【鞠育】きくいく(ゐく)

やしない育てる。鞠養。〔詩、小雅や我を生み 母や我を鞠(やしな)ひ 我を拊(撫)し我を畜(やしな)ひ 我を長じ我を

字通「鞠」の項目を見る

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