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韓国労使紛争 かんこくろうしふんそう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

韓国労使紛争
かんこくろうしふんそう

民主化の流れのなかで 1980年代なかばから 90年にかけて韓国で起った労使紛争。韓国では憲法上,原則として労働運動は保障されているが,労働関係法によりかなり規制されていた。また経済成長に重点をおき賃金を低く抑えたため,労働者の不満が高まっていた。 87年6月 29日の民主化宣言を機に地域・企業の規模を問わず,実力行使を伴う労使紛争が急増し,その件数は 86年 276件,87年 3749件,88年 1873件と高い水準が続いた。抑制された賃金,福利厚生などの労働条件の急速な改善,労働三権の確立を要求し,デモ,ストライキなど激しい労使対立がしばしば発生。それに伴って労働組合の組織率も大幅に高まり,組合員数も増大した。しかし,その後輸出の停滞による経済不調と,労働者への賃金引上げにより,組合側も労使協調路線に転換し,労使紛争は下火となった。

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