順忍(読み)じゅんにん

精選版 日本国語大辞典 「順忍」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐にん【順忍】

  1. 〘 名詞 〙 仏語菩薩法理に順じて無生の果に向かって、心を安んじている位で、十地うち、四地・五地六地階位をさす。五忍(菩薩が法理を認めて心を安んずる程度によって立てた階位)の一つ
    1. [初出の実例]「従随順法智者以下。釈順忍」(出典:勝鬘経義疏(611)如来真子章)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「順忍」の解説

順忍 じゅんにん

1266*-1326 鎌倉時代の僧。
文永2年11月27日生まれ。律宗忍性(にんしょう),叡尊(えいそん)に真言と律をまなぶ。鎌倉多宝寺の住職をへて,極楽寺長老となった。嘉暦(かりゃく)元年8月10日死去。62歳。俗姓加藤。字(あざな)は善願房。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「順忍」の解説

順忍 (じゅんにん)

生年月日:1265年11月27日
鎌倉時代後期の律宗の僧
1326年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android