須田珙中(読み)スダ キョウチュウ

20世紀日本人名事典 「須田珙中」の解説

須田 珙中
スダ キョウチュウ

昭和期の日本画家



生年
明治41(1908)年1月21日

没年
昭和39(1964)年7月10日

出生地
福島県岩瀬郡須賀川町

学歴〔年〕
東京美術学校日本画科〔昭和9年〕卒

経歴
昭和7年帝展に「白河の夏」が初入選、8年松岡映丘師事。11年改組文展にも出品、13年映丘死去により前田青邨門下となる。以後も官展への出品を続け、第6回文展に「琉球」で特選を受ける。戦後は21年より日展に出品、26年東京芸術大学美術学部講師、34年助教授に就任。この間、27年日展を脱退し、日本美術院に所属、第38回院展では「牛」で佳作賞、白寿賞を受賞、36年日本美術院同人となった。院展での主要作品に「馬」「念持仏」「深海曼陀羅」「篝火」「正倉院」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「須田珙中」の解説

須田珙中 すだ-きょうちゅう

1908-1964 昭和時代の日本画家。
明治41年1月21日生まれ。松岡映丘(えいきゅう),前田青邨(せいそん)に師事。昭和18年新文展で「琉球」が特選。27年からは院展を中心に活躍,「篝火(かがりび)」「正倉院」が日本美術院賞。34年東京芸大助教授。35年日本美術院同人。昭和39年7月10日死去。56歳。福島県出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。本名は善二。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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