願性(読み)がんしょう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「願性」の解説

願性 がんしょう

?-1276 鎌倉時代の武士,僧。
将軍源実朝につかえ,命により宋(そう)(中国)へわたろうとしたが,紀伊(きい)由良荘(和歌山県)で実朝暗殺の報をきき高野山にのぼる。真言宗禅定院の退耕行勇にしたがい出家し,同荘の地頭職に任じられ,実朝の菩提(ぼだい)をとむらった。のち金剛三昧院の別当となり,由良に西方寺(のちの興国寺)を創建建治(けんじ)2年4月23日死去。俗名葛山景倫(かずらやま-かげとも)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android