飛脚問屋(読み)ヒキャクドンヤ

デジタル大辞泉 「飛脚問屋」の意味・読み・例文・類語

ひきゃく‐どんや【飛脚問屋】

江戸時代町飛脚の仕立てを業とした問屋飛脚屋。ひきゃくどいや。

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精選版 日本国語大辞典 「飛脚問屋」の意味・読み・例文・類語

ひきゃく‐どいや‥どひや【飛脚問屋】

  1. 〘 名詞 〙 飛脚を仕立てることを業とする問屋。飛脚屋。
    1. [初出の実例]「十七軒の飛脚どい屋」(出典:浄瑠璃・冥途の飛脚(1711頃)下)

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「飛脚問屋」の解説

飛脚問屋
ひきゃくどいや

近世民間の飛脚業者。民間の書状小荷物輸送は近世になって盛んとなり,この輸送を担う専門の飛脚業者である町飛脚が活動した。そのなかで,飛脚人足を雇用して飛脚業を手広く営む者が寛文・延宝期以降,江戸京都大坂の三都を中心に活躍するようになった。1772年(安永元)大坂の京飛脚屋仲間が,82年(天明2)江戸の定飛脚問屋が株仲間を公認されている。

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