飛鳥鍋(読み)アスカナベ

デジタル大辞泉 「飛鳥鍋」の意味・読み・例文・類語

あすか‐なべ【飛鳥鍋】

鶏がらだし汁牛乳を加え、鶏肉野菜を煮こむ鍋物。奈良県飛鳥地方郷土料理

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デジタル大辞泉プラス 「飛鳥鍋」の解説

飛鳥鍋

奈良県、飛鳥地方のご当地料理。鶏ガラの出汁に牛乳と少量の白味噌・醤油・砂糖を加えたコクのあるスープをベースに、鶏肉や野菜などの具を入れて煮込む鍋料理飛鳥時代に唐の渡来人が牛乳や鶏肉料理を広めた、多武峰(とうのみね)の修行僧が寒さをしのぐためヤギ乳入りの鍋を作ったなど、起源にはさまざまな説があるが定かではない。農村の家庭料理として細々と伝わっていたものを、昭和時代に観光ホテルが提供するようになり、郷土料理として知られるようになった。

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日本の郷土料理がわかる辞典 「飛鳥鍋」の解説

あすかなべ【飛鳥鍋】


奈良県橿原(かしはら)地方の郷土料理で、鶏がらでとったスープに牛乳をたっぷり加え白みそなどで調味し、鶏肉・野菜などを煮る鍋料理。溶き卵につけて食べる。飛鳥時代の渡来人の僧侶がやぎの乳で鍋料理を作ったのがはじまりといわれる。

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