食用花(読み)ショクヨウカ(英語表記)edible flower

デジタル大辞泉 「食用花」の意味・読み・例文・類語

しょくよう‐か〔‐クワ〕【食用花】

エディブルフラワー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「食用花」の意味・わかりやすい解説

食用花
しょくようか
edible flower

食用にあてる目的で,野菜と同じように生産圃場,種苗,土壌の安全管理がなされる花。エディブルフラワーともいう。花弁色彩や香りを楽しむため,おもに生のまま前菜オードブル)やサラダ,ゼリーやケーキなどの菓子に用いる。アメリカ合衆国やヨーロッパで広まったが,日本でも江戸時代から伝統的に食用菊キク)を和え物,酢の物吸い物,てんぷらなどにして食べる。生花店で売られる花卉(観賞用の切り花や鉢植えの花)には鮮度保持のために薬品が使われることがあり,同じ花でも食用花とは呼ばない。また食べやすいように品種改良されたものもある。栄養価も高く,バラカーネーションパンジーサンシキスミレ)には食物繊維が,カレンデュラ(キンセンカ)にはビタミンAが豊富に含まれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android