デジタル大辞泉
「餌ば」の意味・読み・例文・類語
え‐ば〔ゑ‐〕【餌ば】
《「餌食み」の略》
1 鳥獣や魚のえさ。え。
2 人を誘うために利用するもの。えさ。
「斯るわずかの功名を―となして」〈井上勤訳・狐の裁判〉
3 人の欲望を満たすためのもの。えじき。
「この一語でまんまと好奇心の―になるかと思いの外」〈荷風・ふらんす物語〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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え‐ばゑ‥【餌ば】
- 〘 名詞 〙 ( 「えばみ(餌食)」の変化した語 )
- ① 魚、鳥、獣などの食物。特に、飼い、または誘うためのえさ。え。えさ。
- [初出の実例]「我らは
をもとむる鷹のごとし」(出典:保元物語(1220頃か)中)
- ② 他人の欲望を満たすためのもの。欲望の犠牲となるもの。また、そのような人。えじき。
- [初出の実例]「生質(うまれつい)たる温厚(おとなし)き娘を、末は〈略〉薄情ものの餌(ヱバ)となり」(出典:人情本・春色辰巳園(1833‐35)初)
- ③ 人を誘惑したり、だまして引き寄せるのに利用するもの。え。えさ。
- [初出の実例]「の狐が油ねずみの餌につらるるたぐひ、我もせがれが知行の餌(ヱ)ばにかかって」(出典:浄瑠璃・津国女夫池(1721)三)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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